絵手紙いいNetマガジン-2号 『雨のちお日さま』

雨のちお日さま

子供のころ家にあった親の本がときおり思い出される。
多分、善男善女に向けて書かれたわかりやすい
布教のための本だ。
その中のひとつに息子を二人もっている母親の話があった。

一人は下駄屋、一人はからかさ屋。
母親は雨が降ると「息子の下駄屋が売れない」と泣き、
天気になると「息子のからかさが売れない」と泣く。
そこでお大師さんが「雨の日はからかさが売れると思い、
晴れの日は下駄が売れると思いなさい」とさとす話である。

幼い時に読んだ話は、いつまでも体に残る。
降ったら降りを楽しむ、晴れたら晴れを楽しむ。
不可抗力には抵抗しない、受け入れていくと決める。

(ご感想がありましたら「etegami_kousui@yahoo.co.jpまでお寄せください。)

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