絵手紙いいNetマガジン-4号 『たまねぎ』

たまねぎ

「目から鼻へ抜ける」ということわざがある。
辞典によると、目と鼻はもっとも近いところにあることから、
頭の回転が早いさま、利口で物事を理解するのがすばやいことをいうらしい。

わからない。
何が、目から鼻へ抜けていくのか。
わからないぞ。
辞典の編集者。

ところでご存知のようにタマネギを切ると、目から涙が出る。
これはタマネギの辛み成分の硫化アリルが空中に発散され、
それが鼻に侵入して、奥にある粘膜を刺激し、涙を出させるようだ、
つまり涙が出ないようにするには、
ゴーグルなどで目をしっかりおおうよりも、
ティッシュなどできっちり鼻栓をしたほうがいいらしい。

「鼻から目に抜ける」タマネギは、賢さの対極にある、ということか。

(2007.8.8/一語一絵:こうすい/エッセイ:うたくら)