絵手紙いいNetマガジン-5号 『鮎』

鮎

先日、紀州へ遊びに行った時、
鮎釣りならぬ「鮎かけ」というものを体験した。
直径数mの水槽の中を水が循環して、そこを鮎がぐるぐると周遊している。

竿にはエサをつけない。
竿の先にはおもり、その先にはカイゼル髭のような釣り針がついている。

循環する水にのって鮎がその釣り針の上を通過する時に竿を上げる。
タイミングが合えば釣り針が体のどこかにひっかかり、
哀れ釣りあげられるので「鮎かけ」というようだ。
釣り針は流されておもりより先に行くが、針は細いし、水面は反射するしで、釣り針がどこにあるかを見極めるのがむずかしい。
いい目、もしくはいいカンが必要なのである。

友人はじっと水面をみていて、ついっと竿をあげる。
すると鮎がかかっている。そうして短時間のうちに次々と6〜7匹ほども釣り上げてしまった。

自分はその間、ただもうむやみやたらと竿を動かしてみるが釣果はゼロ。
この絵は友人がくれた鮎を塩焼きにしたもの。
とてもうまいけど、なんだかホロ苦いね。


(ご感想がありましたら「etegami_kousui@yahoo.co.jpまでお寄せください。)

いいネットホームへ戻る