
モンゴルに「スーホの白い馬」という民話がある。
草原で迷子になっていた白い子馬を羊飼いのスーホが拾ってきて、
慈しんで育てる。
子馬はすくすく大きくなって、競馬で一番の名馬になる。
ところがそれを王様が横取りするのだ。
ある日、白い馬に王様がまたがったところ、白い馬は王様を振り落として
逃げ出す。
王様は怒って射殺せ!と命じる。
全身に矢を射られた白い馬は息もたえだえに、ようやくスーホのところへ
帰り着く。
嘆き悲しむスーホに馬はいう、私のたてがみや皮や、
全身を使って楽器を作ってください、
そうすればいつもあなたと一緒にいられます、と。
こうして生まれたのが「馬頭琴」ーというお話だ。
2弦の馬頭琴が奏でる嫋々たる音色は、草原をわたる風を思わせる。
モンゴルの草原では、180度の夜空に満天の星が降り、
昼間は空を行く人工衛星が肉眼でずっと眺められるという。
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