絵手紙いいNetマガジン-16号 『ポピー』

落椿

徳永英明の「VOCALIST」にはまっている。
女性のヒットソングを男性の彼が唄うものだが、
何度きいても心地よい。

オリジナルの女性の歌も何曲か持っているが、
幾度か聞くと、もう聞く気がしなくなる。なんとなく、
耳が”満腹”になるのだ。

なぜだろう?

以前友人が「壁にかかっていた洋服が
とても素敵だったのに、
自分が試着したら全然洋服が素敵じゃなくなった」
「有名デザイナーの濃い紫や緑や紺のお皿があったけど、
あれに干物は似合わないね」といったことがある。
それと似ている気がする。

「VOCALIST」はオリジナルのシンガーよりも
たんたんと唄っているように思える。
だから歌手の個性よりも、
曲の個性がくっきり見える気がする。

仰ぎ見る芸術品は別として、
日常のものは、それ自身がはじめから100%として
完結していると使い手が入り込む余地がない。

人自身が関わるものは8〜9割の仕上がりで、
それぞれの思い入れやイメージが加わって
ようやく100%になるほうがいいのかもしれないね。


(ご感想がありましたら「etegami_kousui@yahoo.co.jpまでお寄せください。)

いいネットホームへ戻る