
梅雨に入った。
雨にけむる紫陽花や、熟しかけの枇杷の実が目を楽しませてくれる。
傘の花も満開だが、その傘の骨はほとんどが8本だ。
以前は10本や12本のものも多くあったそうだが、昭和40年代にはほぼ8本になったという。
なぜ、この数になったのだろう。
傘の骨が少ないと、軽くて、傘自体が閉じた時に細くなる。
手間や材料も少なくてコストを抑えられる。
しかし強度は弱くなる。さてどうするか。
傘の骨は、よく見ると単純な棒状ではなく、中央に溝の入ったコの字形になっている。
技術の向上でこの溝を深くする事で強度が高められたので、骨数を少なくして8本に落ちついたらしい。
近年はさらに技術が進歩して、棒状のままで細い骨の8本傘があったり、また16本や18本の骨数の多い傘も人気を呼んでいる。
これはカーボンなどの軽量で強い材料が出てきたためで、
骨が多いと広げた時に円に近い形となり、美しい。
うっとうしい雨の日。
せめてお気に入りの傘で出かけようか。
心が晴れるかもしれない。