絵手紙いいNetマガジン-29号 『金魚』

金魚

灼熱の太陽が沈み
ようやく熱さも少し鎮まった夏の夜のお楽しみは夜店。
原色のテントの中を歩くと、大人も子供もわくわくする。

夜店のお楽しみといえば、やはり金魚すくい。

なかなかすくえなくて全敗だが、聞くところによるとコツがあるらしい。

まず、すくうアミ。「ポイ」と名がついてるそうだ。
ポイの紙には実は何種類かの厚さ、強度の違いがあるらしくて
お店のおじさんは、かよわそうな子供や女性には厚めの紙のポイ、
強豪の男性には薄めのポイを渡している(らしい)ので
とりあえず子供に買わせて、そのポイをとりあげるというテもある(?)。

ポイには表裏がある。
枠の縁に紙が乗ってる面が表、こちらですくう。
裏ですくうと紙とポイの接着面に水圧がかかり、
そこから破れやすくなる(そうだ)。

ポイは思い切って、斜めにして少しずつ、そうっと水に全面を浸す。
惜しそうに少しずつ水に漬けると、
濡れているところと乾いてる所の境目が破れやすくなってしまう。

金魚は焦って追いかけない。
その動きを予測してポイの上に来るのをじっと待つ。
金魚が乗ったら真上に上げるのではなく
ポイに水をなるべく残さないようにして斜めに引き上げる。
すくう時は頭または側面からいくといいらしい。

これで、この夏の勝利はあなたのものです。(多分…)


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